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久しぶりに近所の本屋さんへ。
しかし…生き方や開運、おしゃれの指南本ばかりが店頭に山積み。 売れているのはその手の本だけなのか… 昔から、この手の本が苦手と言うか お金出してまで読みたい気持にならない。 私は、それよりも質の良い面白い小説が読みたいの。 それも、小難しい本ではなくてね、 家族が寝静まった後に、わくわくしながら頁をめくる嬉しさ。 寝不足覚悟のうえ、一晩で読み切ってしまいたくなる本です。 読書で知識を吸収…みたいな殊勝な気持ちは全くないわけで 映画や音楽と同じで、読書は私に取って楽しみ以外の何物でもない。 気まぐれで手あたり次第の乱読ですから読書家ではありませんね。 本屋大賞を取った「羊と鋼の森」宮下奈都著・を取りあえず一晩で読んでみました。 ピアノの調律師を志した青年が主人公の物語。 調律師と呼ばれる職人のマニアックな世界感を描きつつ 森の入口に立った(森とはピアノの比喩ね) ひとりの青年が仕事を通して成長して行く姿を描いてます。 調律師の仕事の奥深さ…普段、ピアノに触れることのない私は ピアノの内部構造に興味津々…覗いてみたい衝動にかられました。 ピアノを題材にしているからなのか…文章がとてもリズミカル。 すっきりとした美しい文体と心地よい高揚感があるストーリー。 ついつい読み進んでしまう… 読みながら…頭の中に、ピアノの軽やかな旋律が浮かんでくる感じ 主人公に影響を与える先輩調律師たち、 それぞれのキャラクターも魅力的に描かれてます。 読後は、とても爽やか・・・ 屈折した小難しいひとが登場しない小説っていいな。 あら~偶然、手に取った3冊だけれど、全て女性の作家でした。 やっぱり…女性作家が好き。 誰とは言いませんが 人気男性作家にありがちなベタなロマンチシズム どうも好きになれません。
by madameH
| 2016-04-14 08:00
| madameH的読書
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