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何か・・・計算が合わないわ・・
私madameHが初めて憧れのLondonの地を踏んだのは 確か1972年・・BIBAがこのケンジントン・ハイ・ストリートの「アールデコの殿堂」に ショップを移したのが・・1973年9月だったと言うお話。 注・1933年に出来た正真正銘のアールデコ建築物です。 う・・?私はこの「アールデコの殿堂」には行ってなかった訳? あれは夢か幻だったのか・・・確かに夢のような空間であったことは間違いない事実。 BIBAの最初のブティックは1964年・・その後引っ越しするたびにビジネスは 拡大し1973年「アールデコの殿堂(デリー&トムズ)」に巨大なショップをオープン。 しかし・・僅か2年後の1975年に王国は崩壊する ライフスタイル提案型のショップは今なら特に珍しくはないけれど この時代に超ゴージャスな空間での新しいショップコンセプト。 眼を見張るばかりです。 化粧品売り場・・・当時、日本でも展開されて話題になりましたね。 独特な色目BIBAカラーの口紅が流行りました。 パッケージデザインも全て「アールデコ」 黒とゴールドがブランドアイコンカラー。 凄い!タイツ売り場! だってミニスカートとツイッギーの時代ですから。 お土産に買いたい可愛さです。 ハーヴェイ・ニコルズの食品デザインの原型かしら? 食品売り場はいつの時代も幸せな気分にさせてくれる・・ もちろん、大切なペット君の食糧もあります。 こちらのフロアはスタイリッシュなメンズ売り場でございます。 勿論、お子様のフロアも・・・ 飽きないように可愛らしい工夫・・キャンディーの形が懐かしい 文字通りのロンドンブーツが並んでおります。 この他にはBook ShopありT-Shirts Shop(壮観です)など色々。 ま、言うなれば・・すご~いお洒落なデパートですかしらね。 あ~ぁ、今の百貨店は何処もつまらないわね・・ このフロアは特筆もの! アールデコの鏡張&レオパード柄満載のゴージャスな空間。 一番興味が有ったのはここ・・・行ってみたかったわ~ その名も「The Rainbow Restaurant」 600余りの座席数と150人のスタッフで運営された巨大なホール。 右端は当時のMENU このホールでの初めてのライブ演奏はNew york dolls ここから後に有名になったミュージシャンは沢山いるらしい・・・ 屋上・・ルーフガーデンには何と! フラミンゴやペンギンの放し飼い? スケールの大きさがハンパないです。 ロンドンで20£で購入したこの本はBIBA王国の全貌を全て網羅した貴重な記録本。 夢の中ではなくOn timeでBIBAのフロアを探検してみたかったわ・・・ BIBAをつくった女・・・バーバラ・フラニッキ ポーランド人の両親のもとに生れ、パレスチナで育ったバーバラ。 彼女の幼少時代から・ナチスの影が色濃く影響し始めた欧州、パレスチナ分割など 当時の政治状況も描かれ・・BIBA王国の誕生から繁栄・・そして崩壊までが 彼女自身の言葉で語られている・・・ BIBAの裏話的要素も満載でとても興味深い内容です。 <番外編> 同じイギリスでも・・・ こちらは薔薇の花 ・・ではなくて「OLD ROSE」でした(大汗) 1967年以前の品種だそうです。 ・・・・確かにクラシックな感じがしますものね。 幾えにも重なった花弁がゴージャス且つ可憐で素敵です。 夫の誕生日祝いに頂きました。ありがとうございます
by madameH
| 2013-05-27 00:57
| 私的ファッション考
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