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さてと…昨日の思わせぶりな記事の
中身を公開致しま〜す。 旅して収集したホテルラベルのコレクション。その数3000枚にも及ぶ。 そのうちの900枚余りがこの本に収められてます。 会場にもこれらの一部を展示したコーナーがありましたよね。 上の画像の外箱を外すと… ガストンが廻った世界中の都市。世界中の寄港地。 それも船と鉄道の旅です。 80日間世界一周の旅が偉業であった時代ですもの。 きっと…高くて手が出ないのだろうな。 勿論、行ったことはおろか、聞いたこともない世界のどこかの街。 以下のラベルは私も泊まったことがあるホテルをを抜粋してみました。 Hotel des Bains…あの海辺のシーンに浮かぶ。 今も当時のまま存在するけれど 旧い建物の後に近代的なータワー棟が出来ちゃってる。 コンコルド広場のオベリスクが描かれてる… 右側の写真はHotel Lutetia そう、左岸ボンマルシェの向かい側、今もそのままですね。 フランク ロイドライトの建築を見たかった… 何故、そのままあの場所に残さなかったのかしら。 箱根の富士屋ホテルは、今もこの当時の雰囲気を残していますね。 ガストン・ヴィトン氏は箱根、日光、横浜、鎌倉、京都…色々 岐阜の長良川ホテルにも。 何しろ…500ページにも及ぶ本ですから。 ホテルラベルだけでなくて読み物も面白い。 トランクに貼られたラベルを苦労して剥がす作業の様子や、遂には 印刷業者を突き止めたり…コレクターとしての好奇心全開で面白すぎ〜! ホテルラベルの役割はホテルの広告だけでなくて 隠された役割が有るのを知らなかった… 荷物を運ぶポーターがラベルに符牒というか暗号のような印をつけて 次に滞在するホテルのポーターに対してお客の情報を伝達していたと言う。 例えば、「この客は不愉快でうるさい」「非常に気前が良い」「気前が悪い」 「初心者だけど金持」とか判断材料にされているわけです…怖〜い。 滞在先のホテルの先々でこの記号に応じた歓迎と待遇をされてしまう。 けちにはけちにふさわしい待遇で、チップを払う客には丁寧な扱い… と言うような、面白いエピソードが盛り沢山で楽しいです。 私madameH、今、のんびりと本など繰っている場合じゃないのにね… この様な面白い本に出会ってしまうのです。 あ、本のお値段は8300円+税でした。 決して、高い買い物ではないでしょ? 鍋を買わずに本を買ってしまった…鍋より本! 旅にまつわる話って、好奇心を刺激されて旅にすぐにでも出たくなる。 おいおい…と言う声が何処から聞こえて来るような… 取り敢えずは、来月の誕生日に箱根の富士屋ホテルにでも行ってみたいな。
by madameH
| 2016-06-02 08:00
| madameH的読書
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