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納豆の話題の後に…いきなりロイヤルファミリーが来る? はい、振り幅が半端ないのがバラ色blogの得意とするところなのです。 「幸せな旅人」 この本はグローブトロッター社が顧客に送るカタログ代わりの小冊子の様ですが ちゃんと定価1000円で講談社から出てます。 下手なカタログは貰ってもしょうがないので なかなか、いいアイディアだと思いました。 カバーのロイヤルカップルのお二人の他には 新旧取り混ぜた真のセレブレティが素敵な旅姿で登場。 飛行機のタラップや空港でのスナップ写真は、とても自然な感じで それぞれのセレブの旅スタイルを映し出しています。 やはりこの2人は一番気になる…アラン・ドロンとロミー・シュナイダー。 悲恋に終わったこの2人…この写真を見てもロミーの上品な憂い顔とドロンの 野心溢れる不敵な微笑みは、如何にも釣り合いが悪くてお似合いとは言えない。 ロミーは「20世紀最高の女優」としてフランスで選ばれたと書いてありますが フランス人じゃないのに、いまだに人気抜群なんですね。 私も大好きです! こんなにChanelが似合うのはロミー以外考えられません。 存命だったら、どんなにエレガントで美しい老婦人になっていたでしょう. これほどカッコいいカップルは古今東西探してもいない。 この旅スタイルを見て下さい! ジェーンは多分、サンローランのベルベットのジャケットだと思うけれど。 衿と袖口はサテントリミング、くるみ釦もサテン。 柔らかなカシミアのプルオーバー、センタープレスのきいたパンツ。 きちんと感のあるオーセンティックな旅スタイルです。 トレードマークだった籠…この籠が唯一のハズしアイテムなんですね。 籠バッグもね、ジェーンが持つから素敵なの。 (良い子は真似しないように) 自分の名前の付いたHermesのバッグも、当たり前だけれど似合い過ぎます。 ステッカーをベタベタ貼って、ぐしゃぐしゃにして無頓着に持つ。 あ〜〜、こんな持ち方してカッコいいなんて! 籠代わりのバッグなんだから、そんな持ち方が正しいのでしょう。 高額なバッグなだけに、巷では、よそいき風にしか使わない人が多いみたい。 プチスカーフとか巻いちゃって。 我々日本人には、このこなれ感、到底無理なお話です。残念・・ ゲンズブールのストライプのジャケットにダンガリーのシャツも素敵。 足元は絶対にレペットJazzの白でしょうね。 その辺のちょい悪おやじが真似しそうですが、それは危険過ぎる… 2人のペアルックとも言えない微妙なテイストの共通項。 難易度が高いけれど、学びたいものですね。 …とこの本の著者、齋藤薫さんは語っています。 僭越ですが 齋藤さんって読ませる文章がホントにお上手ですね。 内容的にはセレブのゴシップに近いのだけれど、そうは感じさせない。 大袈裟すれすれ?の華麗な文章はドラマティックでスピード感があり 読み手を絶対に飽きさせないのは、さすがです! この本、とっても面白いですもの。 話がそれました… ヘップバーンの旅姿はトレンチコートにパンツ、それにフラットシューズ(紐靴) 現代でも、キャリアウーマンの出張スタイルの定番です。 何処か違うのは、ナチュラルなメイクとさりげなくまとめた髪なのか… これほどのこなれ感は、相当な年季も必要だけれど 余分な自意識がない潔い性格からくるのかもしれない。 このひとのダッフルコート姿も格別に素敵なんです。 トラディショナルなアイテムを粋に着こなす…キャサリン・ヘップバーン。 私madameHがお手本にしたいひと。 ジェーン・バーキンもキャサリン・ヘップバーンも 世の中の流行など関係ないところで自分のスタイルを貫ぬいている。 多分、全くの無意識で自分に取って心地よい服を着ているだけなのかもしれない。 それを、世間では「スタイルのある人」と呼びたがるのも面白い現象ですね。 キャサリン・ヘップバーンといえば「旅情」ですが 事実上のパートナーだったスペンサー・トレーシーと共演した映画 「招かざる客」が、私は一番好きです。 歳を重ねたキャサリン・ヘップバーンの魅力的なこと… この映画のお話はいずれね。 この本の帯を外すと… カッコよくて憧れるでしょ〜? 私も憧れましたよ。結構なミーハーですから(笑) このアイボリーのトランクを積み上げて旅をするのが夢だった。 毎年、ひとつずつ買うことにしようと。 でもね、ひとつ買ってみたけれど2つ目はやめました。 値段が高いというのもあるけれど 鍵が世界中同じものなの。一種類しか鍵はないのです。 たとえ、鍵を失くしてもどの鍵でも開くから便利?っていう事なのかしら。 高級トランクの不思議です。 やっぱり、トランクはソフトケースに限る。
by madameH
| 2016-06-08 08:00
| madameH的読書
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