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皆さま、おはようございます。
そちらの台風の影響はいかがですか? 心配ですね…🌀
今回の京都行きは、刺激的且つ多彩なスケジュールでした。 NHKの講座と、俵屋旅館に泊まること、そしてmariさんの隠れ家訪問 それから、もうひとつ…僥倖とも言えるのは 十六代大西清右衛門氏のお茶席にお招きを受けたこと。 中京区三条釜座(かまんざ) 千家十職のひとつである釜師、大西家の工房と美術館があります。 室町時代後半から400年あまり続く大西家当主が十六代清右衛門氏。 ご縁あって、お茶席にお招きを頂きました。 本日は休館日にもかかわらず、心よくお迎えいただき恐縮です。 緊張よりも期待に胸がドキドキ… 新しいことや知らない世界に足を踏み入れるとき 普通は緊張するものらしいけれど 私の場合は、いつも期待でわくわくします。 これからあとは、カメラでパシャ!って 言うのも無粋ですから、撮影はしてません。 まさに、この写真そのもの… にじり口を潜ると、そこは静謐な空気が流れる別世界 光と影の織りなす美しい空間に心が和みます。 (実際には、炉ではなく季節柄 風炉でしたけれど) 袴姿のご当主の、お点前でいただくお茶。 そして…黒楽茶碗の肌触りをゆっくり楽しむ。 なんて贅沢なのでしょう。 掛軸や花の話、お道具にまつわる楽しいお話…興味は尽きません。 和やかで静かな時間が流れていきます。 若い娘時代に嫌々習わされていた茶道とはいったい何だったのか… 全然、楽しくなかったし、季節ごとのお茶会も苦痛そのものだった。 あ、でも長時間の正座が出来るのだけはお稽古のたまものかも… 「鐡 技・Totsugi」大西清右衛門 2014年 発行の著書 場所を移すと… そこには、400年あまり前の初代から十六代のご当主までの茶の湯釜 代表的な作品が並べてありました。 ガラス越しで観るのとは、又違う迫力。 幾年月を経て、美しく朽ちていく様…その鐡のオーラに圧倒されます。 思い掛けず、ご著書を頂き、おまけに、墨跡鮮やかなサインまで… 相変わらずの好奇心全開の私。 素人ゆえ、子供のように無邪気な質問のあれこれにも 厭わず丁寧に答えて下さる十六代清右衛門氏。 例えば、制作に入る過程の最初は…スケッチなのか、設計図を作るのか? 長年モノ作りをして来た私は、とても興味があるわけでして… 何と!秘蔵の紙型まで、沢山見せて下さいました。 誠実で真摯なお人柄ですが その作品の大胆で柔軟な感性に驚きます。 やはり…京都人は、どこかアヴァンギャルド。 実際に拝見した、十六代の作品である「夜学釜」 ヨーロッパの絵画…フェルメールの絵に出てくるような優美な雰囲気で 一番心惹かれました。 二代目浄清の「写し」ですが 時を経て時代の要求と共に洗練されいくフォルムが 明らかに見て取れます。 お着物姿の美しい奥様と大西清右衛門氏。 楽しい時間をいただきありがとうございました。 やっぱり…着物じゃないとねと…反省しきり。 京都はレンタル着物流行り…ですが 横溝正史の「悪魔の手毬唄」に出て来そうなド派手な着物を着た 女子旅のお嬢さんや外人さんを多く見かけます@@ 秋の紅葉シーズンに向けて必ずこの時期は発売されますよね。 う…?何だか既に知っている事や場所ばっかりで面白くな〜い。 …と偉そうに言っておりますけれど 私の知識とブログ記事は京都在住の友人N美さんご夫婦の受け売りが多い。 今回の俵屋も大西家訪問もアレンジして頂きました。 美的センス抜群なN美さん いつも素敵な京都を案内してくれてありがとう〜😊 又、時間を作って「美しいもの」のシャワーを浴びに行きたいな。 本日は、お申し込みの最終日です! 何はなくとも…私、美しいシャツ作りには自信があるので…
by madameH
| 2017-10-23 08:00
| 旅の記憶
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